2012年4月に愛知県内全小中学校に配布された愛知県美術館鑑賞学習補助ツール「あいパック」よりアートカードを使い、愛知県美術館所蔵の作品に親しむ。
誰でも手軽に楽しめるゲームもよいが、ここでは作品鑑賞することに“より興味が湧くように”、また作品・作家に対して“知識ももてるように”と考え、クイズをとりいれた展開を提案したい。
子どもはゲームやクイズが大好きである。ただカードを見せられるだけでは作品についての“気付き”が少なく、好みによっては「よく見る」気にもなれないであろう。そこでクイズを楽しみながら“考えて見る”ようにさせれば、自ずとよく見て作品についての知識も深まるのではないかと考えた。作品鑑賞に興味を持ち、美術館に行って本物を見たいという気持ちを喚起したい。
クイズの作り方は、以前NHKテレビで放送された「迷宮美術館」のように、作家についての情報や作品が生まれた背景、制作の秘密などを採りあげた(参照:『迷宮美術館』第1~5集、河出書房新社、2006-2008年)。授業形態としては、アートカードを書画カメラ・e-黒板で見せながらクイズを出してもよいし、作品(クイズを裏に)をB4サイズにラミネートしたものを提示してもよい。その後ワークシートに「心に残った作品」について記録させる。